法人概要

いちょうの家は、南陽市で初となる知的障害者通所授産施設として、平成4年4月に開設されました。運営主体である社会福祉法人陽光会は、「利用者個人の 尊厳を保持しつつ、地域社会において自立した生活を営むことができるよう支援する」ことを目的としています。この目的を達成するため、役員、職員が一丸となって力を合わせ、時代の変化に柔軟に対応しながら事業の展開を図っています。
いちょうの家は、「利用者に寄り添う」「利用者とともに歩む」という福祉の思いを大切にしたいと考えています。

世界平和、万民安楽を祈念申し上げます。今年、令和4年は、いちょうの家が開設されてから30年を迎えました。これまで、県・市の行政をはじめ、各協力団体やボランティア団体そして地域の皆様にお力添えをいただきながら、役員・職員が一丸となって利用者様の支援、障がい者福祉の向上に努めてまいりました。この間、障がい福祉を取り巻く環境は大きく変化し、また障がい者ご本人のニーズも変化、多様化してきました。平成27年9月に理事長に就任し間もなく7年になろうとしていますが、変化に的確に対応するため、30年の歩みを振り返りつつ、未来に向けて更なる飛躍ができるよう努力してまいる所存ですので、皆様方の変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

私は一人の宗教家として、すべての人が障害の有無にかかわらず、尊厳をもってその人らしい幸せな人生を送ってほしいと願っています。しかし、中には自分の力だけではそのようにできない人もいます。利用者様は、数ある事業者の中から、この陽光会を選ばれました。ご縁があったわけです。私たちは、このご縁を大切にし、利用者様の意思決定を尊重しつつ、その人らしい豊かで幸せな人生が送れるよう、手助けをしてまいりたいと考えております。そのためには、支援に携わる職員が常に自己研鑽に励み、障がい者支援に対する知見を深めていく必要があります。そして、私たち自身も地域に住む一員として、誰もが住みやすい地域づくりに努めていかなければなりません。

「千里の道も一歩から」と言います。日々丁寧に焦らず、頑張ってまいりたいと思います。みんなの笑顔が見たいから。

令和4年4月

社会福祉法人 陽光会
理事長 守谷 俊章

利用者一人ひとりの尊厳を守るとともに、自立した生活と地域社会への参加を促進します。
さらに、良質で安全な福祉サービスの提供とサービスを支える人材の育成を行い、ともに生きる社会の実現に向けて取り組んで参ります。

基本理念

  • 利用者一人ひとりの尊厳を守り、その意思や選択を尊重すること。
  • 良質で安全な福祉サービスの提供とサービスを支える人材育成を図ること。
  • 自立した生活と地域社会への参画、ともに生きる社会の実現を図ること。

基本方針

【権利擁護活動】

サービスの質の向上や環境改善に積極的に取り組む。
・苦情解決委員会の開催、相談窓口の充実や相談記録等
・施設内外の苦情解決システムの強化
・利用者の権利擁護と職員の人権意識向上を図る委員会設置

【自己選択・自己決定・自己実現】

本人に合った提案方法による意思決定の支援に取り組む。
・選択を促し、意思決定の場や時間を設定
・本人の障がい特性や性格を考慮した提案型支援
・自治会活動の月目標や、活動の場の拡充

【職員資質の向上】

規則等に基づいた組織力の遂行及び人財育成に取り組む。
・職務分掌や組織図に基づいた業務遂行と責任能力の向上
・業務効率改善に伴うマニュアル化や作業手順書の充実
・新規職員への指導と管理とキャリアアップ
・内部研修や積極的な外部研修の受講等、資格取得等

【透明性ある財務の健全化】

中期計画に基づく適正執行と経費削減に取り組む。
・情報公開や、HP更新の委員会発足
・見通しある中期計画の策定と、計画的な経費削減の是正
・広報委員会発足による通信発信

【地域貢献事業】

地域への事業や活動に参画し、社会貢献に取り組む。
・地域行事への参画や販売出店
・地域の方に共感される交流事業の開催や花卉を通して地域への参入等
・太鼓演奏の機会の提供等

いちょうの家の将来展望(ビジョン)

(令和2年10月27日理事会決定)

 

1.いちょうの家将来展望(ビジョン)策定の狙い

・障害福祉サービスが社会福祉基礎構造改革により措置制度から契約制度に変わった中で、いちょうの家が今後も継続して持続的発展をするためには、利用者から選択してもらえる施設づくりが不可欠です。

そのためには、利用者本人・保護者はもとより、養護学校進路の先生や相談支援事業者などの関係者に選択してもらえる施設づくりを目指し、いちょうの家の将来展望を示し、理解してもらうことが必要です。

また、明確化した将来ビジョンを掲げることにより、理事と職員が目指すべき将来像を共有化し、施設経営と日常的な運営の調和を図られる効果があります。

そのため、地域に理解され必要とされる施設を目指し、明確ないちょうの家の将来展望を再構築する必要があります。

 

2.いちょうの家将来展望(ビジョン)の具体的な内容

◉特色ある福祉就労

・平成4年に知的障害者授産施設として開所して以来、利用者に福祉的就労の場を提供してきました。

そして、これまで変遷はあったものの、継続して取り組んできたことにより就労・生産活動の成果物である“花”は、今や市民や行政、市内業者に「いちょうの家の花」(ブランド)として定着しています。

もちろんブランドに定着するまでに、“花”の栽培方法、品質向上、在庫管理を徹底し成果実績がある一方で、生活していく上で必要な規律、コミュニケーション、レクリエーションなどの自立訓練を支援した実績も挙げあれます。

ともに、いちょうの家が変えてはいけないことは「これまでの園芸事業を継続発展させ、ブランドであるいちょうの家の花を地域に届けること。また、就労だけでなく、障がい者個々に応じた自立訓練を行うこと」であると言えます。

このことは、いちょうの家と手をつなぐ育成会(旧親の会)が両輪となって進めてきた地域共生社会、ノーマライゼーションの実現に繋がることだと考えます。

・契約制度により利用者が障害福祉サービスを自ら選択し契約できるよう相談支援機能が求められました。また、施設から地域への移行としてグループホームの需要が喚起されるとともに、障害者自立支援法の施行により一層障がい者の地域生活が進むことになりました。

そして、一番重要なことは、このような障がい者を取り巻く状況が変化する中で、障がい者自身のニーズや保護者の考えも変化し、多様化してきているということです。

それに伴い、いちょうの家も変わらなくては選択してもらえなくなってしまうからです。

変化を恐れず今のニーズに合っているのか、利用者等の声に真摯に耳を傾け、自らを変化させる勇気が必要であります。

 

 ◉リハビリテーション

・いちょうの家に来ると楽しいからと言う利用者がいます。これは、社会見学、いちょう祭り、クラブ活動、保護者会など恒例行事だけでなく、職員が日常においても社会福祉法人の職員という自覚を持って利用者に接し支援していることや、おいしい給食などもその要因になっています。

また、青年会議所や市役所女性部など市民の皆さんから応援いただくなど、地域に開かれた施設という大きな魅力となっています。

こうした行事や活動は、社会的リハビリテーションとして利用者の社会生活力の向上に役に立っており、普遍的なものであります。

そして、施設の開所以来約30年にわたる園芸と県内で先駆けとなった食堂運営は、歴史と実績があり職業リハビリテーションとして効果が見られた最大の強みであり特色であります。

他に、生活介護では、機能訓練向上の体操運動や散歩などの機能的リハビリテーションや、音楽療法を取組んだ療育的リハビリテーションが挙げられます。それらの各リハビリテーション機能を向上させ、今以上に活かしていくことで、施設の魅力を高め選択される施設へとなります。

 

◉高齢・障がい者への対応

・いちょうの家の平均年齢は「45.3歳」で、一番高い方で80歳、低い方で21歳です。いちょうの家の就労B利用者33人については、まもなく70歳を迎える1人を除きまだ働ける年齢ですが、生活介護利用者は着実に高齢化が進んでおり、現状でも後期高齢者(要介護者)が3人います。

高齢化が進めば、当然ながら利用者の親は亡くなり、いわゆる「親なき後」の問題が発生します。

利用者によっては、身寄りがない、あるいは後見してくれる兄弟やいとこ、甥・姪などがいない方も出てきます。関連課題として、高齢障がい者の住まい問題が生じます。これに対応するため、後見制度の対応を含む相談支援体制の整備及び高齢障がい者向けグループホーム(日中サービス)の整備なども視野に入れ、利用者・保護者等が安心して利用し続けるいちょうの家にならなくてはなりません。

 

3.この将来展望を実現するための戦略

(1)人財の確保・育成

(2)財務基盤の強化

 

4.具体的な対応戦略

(1)人財の確保・育成

①正規職員の採用計画

・正規職員、新卒、有資格者の計画採用

・正規職員の基準配置

・職員年齢の平準化

②臨時職員の処遇改善

・臨時職員の性格と区分の整理

・労働基準法の対応(同一労働・同一賃金)

⇒パートタイム・有期雇用者の無期転換等

・嘱託・臨時職員就業規則の改正

③人財育成

・OJT、OFF-JT

・研修計画(資格取得、外部会議、内部研修等)

・キャリアアップ及び人事考課等

 

(2)財務基盤の強化

①収益確保計画

a 障害福祉サービス報酬単価見直し(報酬等の見直し)

ア 工賃実績額から就労B型報酬額変更

イ 就労定着支援加算 R2:2人、R3:1人

ウ 共同生活事業の日中支援型への転換

b 利用者の確保

ア インターネット空き情報の提供(常時)

イ 養護学校訪問、保護者説明会

ウ 実習・職場体験の受入れ

エ 相談機能の向上

②積立計画

a 減価償却相当額(単年度目標10,000千円)の施設整備積立

 

 

 

主な出来事

昭和56年 4月 授産施設いちょう作業所開所(利用者19人)
昭和57年 4月 授産施設いちょう作業所B型(週3日)
昭和62年 4月 授産施設いちょう作業所A型(週5日、利用者26人)
平成2年 12月 法人設立準備委員会発足(平成2年12月11日)
平成3年 9月 社会福祉法人陽光会設立許可(平成3年9月5日 指令第43号)
社会福祉法人陽光会設立(平成3年9月12日)
平成4年 3月 授産施設いちょう作業所閉所
知的障害者(旧精神薄弱者)通所授産施設いちょうの家竣工
4月 知的障害者通所授産施設いちょうの家開所(利用者27人、職員10人)
6月 園芸ハウス2棟建設
10月 いちょうの家福祉バザー開始
平成5年 5月 園芸プランターリース開始
6月 いちょうの家マークの設定(デザイン 設楽新之助氏)
いちょう通信発行開始
平成6年 4月 隔週土曜休業開始
12月 茶道教室開始
平成7年 3月 精勤賞、皆勤賞授与開始
4月 毎週土曜休業開始
9月 木工超仕上げカンナ盤設置
平成8年 4月 木工丸鋸設置
6月 5年目記念事業夏季宿泊訓練(北海道)
平成9年 9月 第17回友愛スポーツ大会にてリレー男子第1位
銀杏寮開所
平成10年 3月 園芸用土混合機設置
4月 木工溝切機設置、園芸用簡易ハウス設置
平成11年 4月 送迎用ワゴン車購入
平成12年 4月 コンプレッサー購入
9月 第20回友愛スポーツ大会にてリレー男子第1位
12月 (財)中央競馬馬主社会福祉財団より日産キャラバン寄贈
平成13年 3月 苦情申出窓口の設置
9月 第21回友愛スポーツ大会にてリレー男子第1位
10月 創立10周年記念式典
平成15年 4月 支援費制度スタート、サービス利用契約締結
平成18年 4月 障害者自立支援制度スタート
手をつなぐ親の会運営の小規模作業所みなみのの家を陽光会に移行
手をつなぐ親の会運営の地域生活援助事業銀杏寮を陽光会に移行
平成18年 10月 障がい者生活支援センターいちょう開設
銀杏寮を指定共同生活援助(グループホーム)に移行
平成19年 4月 サンシャイン大清水開設
10月 軽量鉄骨温室完成
12月 日本財団よりマイクロバス寄贈
平成20年 4月 生活介護棟オープン(生活介護事業開始)、園芸棟オープン
12月 キムチ販売開始
平成21年 3月 日本財団より軽トラック寄贈
6月 市役所食堂いちょう開始
平成22年 2月 介護棟への連絡通路完成
平成23年 5月 創立20周年記念式典
平成24年 5月 共同生活援助いちょう赤湯(定員10人)開設
平成26年 9月 就労継続支援A型サービス開始
10月 共同生活援助いちょう宮内(定員10人)開設
平成28年 2月 共同生活援助いちょう桜木(定員10人、女子寮)開設
7月 障害者アビリンピック大会3部門出場
平成30年 3月 就労継続支援A型サービス廃止(3年6か月)
4月 共同生活援助いちょう宮内、赤湯、桜木 配食サービス開始
6月 陽光会 中長期検討委員会設置(守谷理事長他9名)
9月 赤い羽根共同募金会 車両助成採択(ハイエース5人乗り)
9月 日本財団 自動販売機1台 本部設置
9月 就労継続支援B型 工賃向上アドバイザー実地研修開始~H31.3月まで
令和1年 4月 就労継続支援B型 プレミアムプランターリース開始
6月 いちょうの家保護者会 ソーイングサロン発足
7月 山形県天台宗社会福祉推進協議会 陽光会視察
令和2年 3月 新型コロナウィルスへの対応
4月 第6回花即売会の中止(新型コロナ感染防止のため)
令和3年 3月 本棟トイレ改修工事完成
4月 共同生活援助(日中サービス支援型)定員19名 類型転換(開設)
短期入所(いちょう桜木併設型)定員1名
第6回花即売会(2年ぶりの開催)
5月 スマホ決済導入(ペイペイ)
6月 第16期役員選出
令和4年 3月 隣接農地(西側)の購入

名 称 職 名 氏 名
委員長
第三者委員
民生児童委員 齋藤 俊策
第三者委員 家庭児童相談員 片平 るみ
第三者委員 陽光会評議員 武田 良子
苦情解決責任者 いちょうの家施設長 佐藤 賢一
苦情受付担当者 相談課長 相澤 花菜子
苦情解決委員 就労課長 山田 夕紀
苦情解決委員 介護課長 シランカ 恵

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